紅型とは
型染もしくは筒引きという技法を用いて糊を置き、糊を乾かして防染処理を施し、糊の付いていない部分に彩色を行う事で模様を表現させるものが紅型です。
模様の部分に色挿しと呼ばれる彩色を行う際には、隈取り(くまどり)という技法でぼかし染めを施す事が一般的です。
また用いられている模様は、植物・動物・器物・風景・自然現象・幾何学など多岐に渡る文様が題材となっており、大和(日本の本州を指す)や中国の図案を取り入れながら発展してきました。
紅型の歴史
中国・インド・ジャワ(インドネシア)などとの交易によって、更紗(さらさ)と呼ばれる布地と染色技術がもたらされ、これが琉球の気候と風土の中で独自の発展を遂げたと言われています。
また、14世紀の物とみられる紅型の裂(きれ)つまり裁断された小さな布が現存している事から、非常に長い歴史を有している事が確認されており、琉球王府の庇護の下で王族や貴族の衣装や貴重な交易物として珍重されてきました。
その後、薩摩藩による侵略や廃藩置県により庇護を失い、第二次世界大戦で多くの型紙や道具を焼失するという甚大な被害を被りましたが、城間榮喜氏、知念績弘氏、屋宜元六氏、大城貞成氏、鎌倉芳太郎氏らの尽力によって再興を果たし、現在へと継承されております。
